ビットマップ画像とベクター画像とは
デザインを勉強するにあたって、PhotoshopとIllustratorのファイル形式について少し触れたいと思います。
ビットマップ(ラスター)画像とは
ビットマップ(ラスター)画像とは、ピクセルの集合によって形成される画像のことです。
写真データを拡大すると小さな四角形が見えてきますが、それがピクセルです。
ピクセル1つ1つには、さらに細かいbit(ビット)と呼ばれる最小単位でできており、bitは0と1のみを組み合わせて使った2進数によって色が決まります。
このピクセルの色を指定するビットの配列をビットマップといいます。
つまり、画像やデジタルデータはbitの色を指定したピクセルの集まりによって、イラストや写真として映し出しているのです。
ビットマップ画像の一つであるドット絵を見ると分かりやすいですが、ピクセルの粒度に応じて解像度の良さが変わってきます。
「点」の集まりであると言えるため、拡大・縮小することで解像度がぼやけてしまう特徴があります。
Photoshopではビットマップ形式のファイルで保存され「.psd」の拡張子になります。
ベクター画像とは
ビットマップ画像に対して、ベクター画像は数理的な座標で表された点と点を結んだ「線」で形成されます。
そのため「点」で表すビットマップ画像とは違い、輪郭がはっきりとして拡大・縮小しても解像度を保てることが特徴です。
ベクター画像について分かりやすく記載されたサイトを見つけましたので、より詳しく知りたい方は参考にしてみてください。
321 web「ベクターの基礎知識 ベクターの特徴とラスターとの違いをわかりやすく解説」
Illustratorでは、このベクター形式のファイルで保存され、「.ai」の拡張子になります。
まとめ
Photoshopは基本的にビットマップ画像と呼ばれる「点」を集めた作りになっているアプリケーションです。
Illustratorでは、点と点を「線」で結んだベクター画像で表現されるアプリケーションです。
このように形式に違いがあることを覚えておきましょう。
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