Webサイト制作の流れ
初回の打ち合わせ
クライアントへのヒアリング
クライアントの目指すデザインの方向性やWebサイトに期待することなどヒアリングを行いましょう。
事前に同業他社のサイトの傾向を研究しておくのも◎
ヒアリングする項目を記したヒアリングシートを用いることで、クライアントへの確認不足が減り、後々便利かもしれません。
クライアントとこれからやり取りする上で、担当窓口や上長なども確認しておきましょう!
納期・予算の確認
納期と予算は初回の打ち合わせで必ず確認しましょう。
納品までのスケジュールを把握するために納期を最初のうちに決めておくことが大切です。
また、制作の工数を重ねるほど金額が大きくなりやすいため、クライアントの予算を知っておくことで進め方を検討することができるでしょう。
要件定義
ペルソナシートの作成
具体的なターゲットを絞り込むために、クライアントと一緒に以下のようなペルソナシートを作ってみましょう。
ペルソナとは、メインターゲットをさらに詳しく作り込んだ人物像のことです。
架空の人物像を作ることで、誰に見てもらいたいものかをより明確にすることができます。
見積り作成
以前はページごとに単価計算での見積りが主流でしたが、同じ1ページでもスクロールするものと一画面で収まるものでは単価による見積りが難しくなるため、最近では工数計算が一般的です。
工数は、作業を完了するまでに必要な人数と時間を指します。より複雑なサイトを作る場合は、作業工程やクライアントとの打ち合わせ(コミュニケーションコスト)も多くなることを見立て、見積りすると良いでしょう。
設計
サイトマップ
デザインやコーディングの前に、Webサイトの設計図を作りましょう。
サイトマップとは、トップページからどのページに飛べるのか構成を表したシートです。
事前にサイトマップを作成し、クライアントと擦り合わせてから制作に移ることで制作過程での認識のズレを防ぐことができます。
ワイヤーフレーム
ワイヤーフレームとは、ページごとのデザインの骨組みとなるものです。
この段階では、デザインは一切入れません。
サイトマップと同様事前に作成し完成のイメージを膨らませておきましょう。
Webサイト制作
デザイン・コーディング
さて、いよいよデザイン・コーディングです。
Webサイトには使いやすさが求められますが、人間工学に基づいたデザインガイドラインがありますのでぜひ参考にしてみてください。
- Apple社のデザインガイドライン:ヒューマンインターフェイスガイドライン
- Googleが推奨している(2014年発表)デザインガイドライン:Material Design
そして、クライアントから「スタイリッシュな感じ」「おしゃれに」など抽象的な要望を受けることもありますが、捉え方は人により違ってきます。
なので、クライアントのイメージに近いものを実際のWebサイトからをいくつか選んでもらうというのも一つの手です。
納品
納品前には、チェックすることがたくさんあります。抜け目がないように多くの人数で確認するようにしましょう。
どんなに確認しても思いがけないトラブルが起こることもあります。スケジュールには余裕を持って納品できるようスケジュール管理をしましょう。
運用
Webサイトを公開してからもやることがあります。
閲覧数が少ないページがあれば、多くの人に見てもらえるように、サイトマップの見直しや関連ページにリンクを貼り導線を作るなど改善していく必要があります。
また、Webサイトを更新することを見越して、影響がでないようなデザインにすることで後々かかる運用コストを削減することにも繋がります。
長期的な目線で設計・デザインに気を配りましょう!
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